世間で売られている形の良いF1種は市場への流通や価格統一のための規格化など、流通ビジネスを考慮して生まれた雑種です。一方、固定種というのは植物本来の食味を優先に、古く昔から大事にされてきたものです。F1種はこの味を犠牲にして耐病性やサイズの均一化などの特性を持った品種をかけ合わせた雑種です。横山ファームではこの固定種の持つ本来の味を届けることを最優先にし、見た目の悪さについては植物本来が持つ特性として間引くことなく販売しています。もちろん、形が悪くても商品価値としては適正な料金に設定しています(腐敗やカビなどによる見た目の違和感は速やかにご連絡ください)。
タバコや過度なアルコールの摂取、食品添加物や人工甘味料の取りすぎにより味覚が鈍る可能性が指摘されています。生活習慣を見直せば数週間で味覚が改善し、はっきりと味が分かるようになるかもしれません。特に食品添加物や人工甘味料は意識していなければ思っているより摂取している可能性があります。特にカロリーゼロ系、インスタント系、スナック系の食品は要注意です。
いいえ、取得していません。有機JASの取得には国が定めた細かい規定があります。しかし、これらの規定は極端なものが多く、多くの有機農法を目指す農家に不合理なものであると考えています。規範に縛られるのではなく、固定種の栽培環境づくりを優先し、より柔軟で持続可能な農業 を目指しています。
厳密に言うとルーツが日本という野菜は歴史上、殆ど存在しません(ミツバ、ワサビなど数品目のみ)。日本で古くから育てられている野菜の多くは、はるか昔に海外から種を持ち込んだり、外交などで流通して広まったものです。そんな野菜が江戸時代よりも前から固定種が大事に育てられて現代まで遺伝子が引き継がれてきました。しかし、雄性不稔という性質が発見されてから爆発的にF1種のシェアが増え、京野菜とうたわれている伝統野菜も、実はF1種として最近開発されたものであるケースがあるそうです。世界レベルで固定種の存続が危うい状況も考えると、ルーツが日本かどうかではなく人類の文化として残すべきなのが固定種と考えてもらえればと思います。横山ファームでは日本で古くから育てられている固定種を、狭山-川越地区で種を取り続けて栽培しています。
横山ファームでは意図的に化学肥料(灰色の粒上肥料など)を施肥することはありません。しかし、化学肥料を利用している農家とトラクターや農機具を共有しています。
また、農薬については原則として食品ベースの防虫剤(食酢、唐辛子、ニンニクなど)を使用しています。やむを得ず病気が蔓延した場合でも有機JAS認定の農薬に限定して使用します。使用した農薬や肥料は当ホームページで公開しています。
創業当初は某有名スーパーと交渉しましたが、固定種への理解を得られることは無く、お客様よりビジネスを優先されてしまうためスーパーへは出荷しない方針にしました。
個人の方はネットショップか狭山市、川越市の直売所での購入をご検討ください。法人の方は要相談とさせてください。
固定種なので、まず味が違います。具体的にはスーパーの野菜より味がハッキリとしています。豆類は味が濃く、ネギ類は風味が豊かです。また、有機農法ベースの循環型農法なので成長がゆっくりでスーパーの野菜よりやわらかいことが多いです。キャベツはやわらかく、サトイモはねっとりとなめらかです。生まれてから創業まで野菜嫌いの農場長が保障します(違いが分からなくても返金はできませんが・・・)。
11月1日〜翌年3月31日以外は原則としてクール便を利用していますが、近年の異常気象で収穫して出荷するまでの間にどうしても葉がしおれてしまうことがあります。調理前に水(浄水)に漬けたり、冷蔵庫で保管すると本来のハリに戻ることがあります。
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